~職人探訪~十日町きものGOTTAKU 関芳様

着物の見学

きものGOTTAKUいよいよ最後の企業様関芳様です。
何を隠そう、今回きものGOTTAKUの存在を教えて下さったのです。

~職人探訪~十日町きものGOTTAKU

見学企業:株式会社関芳様
見学内容:着物の製造工程

画像1枚目:製造工程をデザインに落とす(左)、生地への染め(真ん中)、生地の完成(右)状態のイメージです。

画像2枚目:1枚目の生地から出来た振袖です。束ね熨斗の柄がとても素敵です。どの企業様の着物もそうですが実際に見ると圧倒的な仕事の細かさが画像だとのっぺりしてしまう。。。

画像3枚目:型紙の素材(用紙)を見せて頂きました。黒いと分かりませんが薄くても丈夫そうな紙です。

画像4枚目:生地の模様の下書きに使う型です。透かすとエメラルドグリーンぽくて綺麗な色が印象的でした。

画像5枚目:型紙です。型紙を使用すると言っても模様・色を載せる等1枚の着物を作るのに3、400枚の型紙を使用すると知り、型紙を使用すると言っても決して楽して作られているものでは無いと知りました。

画像6枚目:ふせ糊(色を付けたく無い部分に塗るもの)です。

画像7枚目:型染めの様子です。ズレも無く染料を塗っていくのが凄いです。

画像8枚目:生地自体を染める前の留袖です。留袖と言えば黒や色留袖などがありますが(教えて頂くまで)柄だけでは素人には留袖だと分かりませんでした。

画像9枚目:型染めの際、型紙の位置合わせには画像に写っている記号を使用しているそうです。

画像10枚目:金彩や盛り金をする前に装飾が付かないようにフィルムを貼った状態の生地です。既に染め等の工程を経たからか白地の生地と比べると分厚い印象です。

画像11枚目:職人様が金彩や盛り金をする箇所のフィルムを切り取っている場面です。生地ごと切ってしまうと修正不可となり、簡単そうにフィルムのみを切り取っていく様はまさに職人技です!

画像12枚目:フィルムを切り取る体験は、生地を切ったら失敗というプレッシャーが凄いw また、ギザギザしている部分の手の持ち替えが上手くいかず見惚れる滑らかさで切り取っていく職人様は本当に素晴らしいです!
それと画像右に写っている切り取ったフィルムを掴むピンセットの先が独特な形状をしていて初めて見ました。

画像13枚目:職人様のラメ?っぽい金の装飾もプロの技です。花びら上部から中間にかけ豪華だけど徐々に減らすという塗り方は体験程度では足元にも及びません。ラメがはみ出ている部分は画像3・4枚目のフィルムでガードされてます。

画像14枚目:花の輪郭に合わせ糊を盛り、金箔を押しながら貼り付ける作業です。こちらも簡単そうに見えますが適当にやると端や細かい部分に金箔が付かず粗が目立ってしまい、綺麗に全体を際立たせるためには力も要るし時間も掛かる大変な作業です。ちなみに画像で塗った糊の上にすぐ金箔を付けるのではなく乾かすため翌日以降に金箔を貼るそうです。    

画像15枚目:職人様が金箔を貼っている様子です。金箔は丈夫らしく破れないか心配は無用でした。滑らかなのに細部まで貼り付ける作業は見ていても心地良いです。

画像16枚目:金箔や銀箔を貼った時の様子です。こちらも体験させて頂き、箔を剥がし輪郭の際立った生地を見た際あちこちから歓声があがりましたw

画像17枚目:箔を貼った部分のアップです。立体的になり豪華さが出ました。

ショールームで見た訪問着です。
辻が花文様で富士山の絵になっているのが分かりますか?

体験が終わると前の投稿のショールームに戻り着物を見学させて頂き解散となりました。
金彩・盛り金体験の際、職人様が皆様来年もいらして下さいと仰っていたので是非また参加してみたいと思います!!

関芳様有難うございました!

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